【第3節】ボーンマス戦試合レポート

プレミアリーグ第3節は、ホームでボーンマスを迎えた一戦。互いに決定機を作りながらも、最後まで集中力を切らさなかった八尾ユナイテッドが、1-0 のクリーンシートで勝利を収めた。

試合概要

前半は両チームともボールを握る時間こそ作るものの、ラストパスやフィニッシュの精度に欠け、決定機を作りきれない展開が続いた。八尾ユナイテッドはメッシを中心に攻撃を組み立てつつも、相手のブロックを崩しきれずスコアレスで折り返す。

試合が動いたのは後半62分。相手陣内でメッシが巧みにボールをキープしながらタイミングを伺い、最前線へするどいスルーパスを供給。相手DFの背後に潜んでいたデルピエロがうまく体を入れ替えてボールを引き出すと、そのまま右足で冷静にゴール左へ流し込み、八尾ユナイテッドが先制に成功した。

後半84分、相手陣内でのボール保持に対し、左サイドバックのベイルがアフター気味のスライディング。これが危険なプレーと判定され、主審はレッドカードを提示。八尾ユナイテッドは残り時間を10人で戦うことになった。

ここでチームは素早くシステムを再構築。ボランチを1枚に減らし、ベッケンバウアーとミッキーファン・デ・フェンを投入。ミッキーファン・デ・フェンを左サイドバックに回し、守備ブロックを固めつつもカウンターの狙いは残す形で終盤に臨んだ。

数的不利の影響もあり、後半88分には自陣ペナルティエリア外から思い切りのよいミドルシュートを打たれる場面も。しかし、ここはファン・デル・サールが鋭い反応でセーブ。チームを救うビッグプレーで、スタジアムの空気を一気に引き戻した。

その後はチーム全体で集中力を切らさず、1点リードを守り切って試合終了。八尾ユナイテッドは苦しい展開の中でも勝点3を手にすることに成功した。

この試合のマン・オブ・ザ・マッチは決勝ゴールを挙げたデルピエロ。ゴールシーン以外でも、スペースへの動き出しや前線での起点として機能し続け、相手DF陣にとって常に脅威となっていた。